コットンでのクレンジングが、乾燥肌を招く理由
コットンでクレンジング、いわゆる拭き取りタイプのクレンジング商品を使用している方は多いようです。その手軽さ・便利さからクチコミサイトなどに情報が投稿され、特に忙しい女性の間で広く使用されているようです。ただし忙しさのあまり、数年後の自分のお肌を犠牲にしたスキンケアは、肌が痛んでから変更してもそれを取り戻すことはできません。クレンジングの目的や配合されている美容成分などに関する正しい情報を見極め、公開しないスキンケアをするようにしましょう。 そもそもクレンジングの目的は、メイクを落とすことです。そしてそのメイクを落とすために、ほとんどのクレンジングには油分と界面活性剤が配合されています。油分で油性のメイク汚れを浮かせ、その汚れを界面活性剤が乳化して水で流しやすくしています。界面活性剤は、とても肌に刺激の強い成分です。拭き取ることが前提なので、通常のクレンジング料よりはその配合量が少ないとは言え、やはりお肌につけたままにしておくのは良くありません。一応は拭き取っていますが、拭き取りきれない界面活性剤が、肌をどんどん傷めてしまうのです。 しかも拭き取る際に使用するコットンは、どんなに目が細かくなっていようとも、肌を滑らす際にはその線維が肌を傷つけてしまいます。特にアラフォー世代以降の肌はどんどんバリア機能が衰えていくので、ちょっとした刺激でもすぐに傷ついてしまいます。しかも乾燥肌で悩んでいるなら、余計に肌を繊細に扱う必要があります。そのためには、クレンジングはなるべく肌に優しいものを使用する必要があります。拭き取りタイプではなく、水で流すタイプの使用をお勧めします。