クリームの直塗りが乾燥肌を改善しない理由
クリームの直塗りは、乾燥肌を改善しないどころか、悪化させる危険があります。年々乾燥しやすくなる肌には、きちんとした手順でスキンケアを行ってあげることが重要です。またスキンケア化粧品のそれぞれの特性を知ると同時に、自分の肌には何が必要なのかを把握しておくことも大切です。クリームは、油分を補うための製品です。価格もお手頃な商品が多く、クチコミサイトやランキングなどでも女性に人気の製品ですが、油分による保湿は、あまり効果がないどころか、ニキビなどの肌トラブルを招いたりする恐れもあるのです。正しい情報を集め、正しく使うことが大切です。 その理由は、乾いた肌に絶対的に必要なのは、油分ではなく保湿成分を補給してあげることだからです。いわゆる化粧水などで肌に水分を与えて、それが渇かないうちにクリームや乳液などの油分でフタをする、というのは一昔前に主流だったスキンケアですが、今では何の根拠も無いことが証明されています。乾燥肌に必要なのは、水分でも油分でもなく、保湿成分を補ってあげることなのです。それらの保湿成分が体の内側から湧き出てくる水を抱え込み、蒸発を防いでくれるのです。 ただしフェイスクリームが全く効果が無いわけではありません。もちろんクリームにも保湿成分が含まれています。ただしやはり油分中心なので、毛穴をふさいでしまう恐れもあります。例えば目元や口元など、皮脂腺が少なく乾燥しやすい部分や、ちりめんジワなど乾燥が原因の症状などをカバーするという意味合いで使う分には、クリームは効果を発揮します。ただし顔全体に塗るような感じで使うのではなく、ポイントポイントで使用するという使い方が正しい使い方です。